ファンクラブASIAN KUNG-FU GENERATION
KRE
発売日 2006-03-15
定価:
価格:¥2,600(税込)
オススメ度:★★★★
真っ黒な白 2006-09-25
『ファンクラブ』を聴き続けて最初とは違う印象になってきた。
歌詞とその乗せ方、音色等で今までのアジカンとは違う印象を受け引っかかっていた部分があったが、聴き込むうちにそれに魅せられてしまった。
このアルバムは今までの中で一番ネガティブなアルバムになるんではないだろうか?
今までの歌詞よりもわかりやすい言葉で綴られいて、それが安っぽく聴こえてしまった部分もあった。が、わかりやすい分心の奥に突き刺さるなとも思った(他に言葉はなかったものかと思う所やそこだけ浮いている感じはまだあるけど)
歌詞を眺めながら曲を聴くと余計に良い。コレは今までとは明らかに違う感覚。
ゴッチは歌詞だけ見て良いと思うものより、歌詞が曲に乗った時に良いと思えるものの方が良い(違ってたらごめん)様な事を言っていたが、今回の歌詞はそれだけを読んでもすごく良いものだなと思った。
歌詞カード見ずに聴いている人は、見ながら聴いてみてください。
初期の荒い息をして突っ走っていた頃のアジカンが好きなファンは物足りないだろう、自分も無意識に前作の延長の様なものを期待し、出来上がったアジカンイメージで先入観バリバリに受け止めてしまったし。
今のアジカンはとても深い呼吸をしている、穏やかだけどとてもダークで深い呼吸。
曲調や展開に関しては今までの『ゴッチ節』とも言えるものは出来るだけ排除した様な事を本人も言っていた。
「ロックが持っているロマンティックな夢物語性もステキだと思うんですけど、それとは真逆と言うか。切実な現実みたいなのを描きたかった」ともコメントしている。
現実は暗闇だ。
一聴して歌詞が自分に入ってくる邦楽は、それに自分を投影してしまうところがある。
このアルバムは賛否両論、人によっては今までに無い位心に響いてくると思う。逆に(音色も含め)もうアジカンに刺激を感じんと言う人も少なくないだろうな。
もう歪んだギターで聴かせるアジカンではない。ギターでロックをやるのは簡単だ、しかし『ポップ』なものを作ろうとするのはそれよりも難しいと思う、そこは進化したと言っても語弊にはならないだろう。
黒を基調としたジャケットにも表れている様に
とても黒いアルバム
だけどその中に煌めくもの 黒の中の白
「深い青 黒く染まりはしない 空で無数の星が弱く光るから」
『ファンクラブ』は塞いでしまった自分の中にも希望を見い「だそうとしている」
そんな『真っ黒な白いアルバム』だと思いました。
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この記事は2006/10/6に作成しました。
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